今昔55 Jikowsつれづれ「82歳にして 俺の人生やっとスタートです」 中津さんそん

82才で人生スタートふざけたこといっていいのだろうか?17歳で冬の穂高に散った先輩もいた。21歳で酒を使って自死した同輩もいた。皆んな向学の志に燃えていた好青年であったけど。それなのに・・・。今となっては、老人ならば、その原因を解析することは易しいことでしょう。。しかし、時間の相対性を思えば、その詮索は残酷なものになるだけです。無しに越したことはない。死は死で合掌するしかないじゃ。それで善し

それにしても、82歳にしてスタートラインに立つとは贅沢の極みでしょう。先に逝った奴らは「羨ましさのあまり、憎さ百倍」、何をしでかすか知れたものではない。ここは目立たないように夜間の出発といたします。どうもスタートの格好悪さは東京オリンピックにあやかった迄の話、別に深い意味はないでしょう。哲学少年の成れの果てなんてのは、こんなもの。始め終わり出来が悪い。「出来が悪い奴だから、母親には可愛かった」のか・・・私は、そのように思いたい。どうも【申しわけないけど、お袋さんほど騙し易いのは無い】でした。。。

哲学少年は、女の子には持てない。文学青年とは違い、長じても、坊主にでもならない限り、女御殿はおろか、世間様から真剣には相手にされない。腹の底ではおちょくりやがって・・・

しかし、どうしてーどうして、今の日本は、出来の悪い私にでも【それなりの生活】を、与えてくれます。70年前には予見も出来なかったパラダイスです。

世間の求める資格・条件は一応クリアーしているつもりです。受給している年金はbasic

Incomeとすれば分相応でしょう。医療保険も手当はしている。長生きは望むところですが、

老病死は天命に従うに異存はありません。

つれづれは続けます