2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

今昔#42 Jikowsつれづれ 「漢民族って何んや?」 中津さんそん

82歳の私がまだ二十代の中頃のことです。 何とか用事を見つけては 横浜チャン街(中華街)によく出かけたものです。 若者の狙いは中華よりも街とは背中合わせのギリシャ街にあったと言った方が正解かも・・・。そこは外国航路の下級船員たちの集うクエッショ…

今昔#41 Jikowsつれづれ語り 「老夫婦と20万円」2600字  中津さんそん

昔々と言っても昭和の中頃のことですから差して遠いことではありません。大坂の大和川字 右岸の市営住宅団地に横田夫婦は住んでおります。男は72歳 色黒で肉付きの悪い貧相な年寄りす。女は77歳 ポッチャリ色白のいまだに背筋をピンとさせた上品なご婦人です…

今は昔#40 Jikowsつれづれ 「あいつ臭いで・・・シッシ―」 中津さんそん

きのう三週間ぶりに風呂に入った。徒歩一分の銭湯です。早朝6時からやっている朝風呂だから贅沢なものです。 風呂となっては 私にはトラウマもいいところ。83歳のいまだに「風呂は勘弁してくれ」は変わらない。74・5年は昔になるが 東北地方のある里山郷村に…

今は昔#39 「Jikows新春つれづれ・・・」 中津さんそん

もともと良い人生を送っていない所為か 老いても然したる思い出みたいなものは浮かんで来ない なのに 突然 昔々に忘却の彼方に消えてしまった筈のワン・シーンが頭を出すことがあります。まあ 老人の頭なんて調子の悪いパソコンみたいなもの 突然変異は日常…

今は昔#38 「Jikows正月つれづれ・・・」  中津さんそん

友は年賀状に曰く「登山歴66年に幕を引いた」とのこと。 友と始めて一緒したのは 確か高2のとき丹沢塔が岳であったと思います。。彼は岳人の人生を選び 小生は人間関係“蜜”の人生を選びました。「西田幾多郎・善の研究」の方に沈んで行ったのです。 お互…