2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

今は昔#16 「東京は東京 あそこはあそこ 俺は俺】 中津さんそん

(はじめに) 安定した日常は良いものです。ギャンブルをやらない青年には 半月の賃金勘定の度に金は残っていきます。立ち呑み酒場の出費なんて知れたもんです。 青年は 仲間内が集まる酒場を外れる夜が気が付かないうちに増えているのです。実は己専用の<…

今は昔#15 「自立もしてないくせに・・・」 中津さんそん

今は昔#15 「自立してない癖に・・・」 (はじめに) 俺は本当に臆病者ですワ。、青年は自分でもつくづく情けなくなります。 こんな時にはガサガサせずに冬眠することです。青年の知恵です。と言っても 臆病者の後ろめたさは隠せませんが・・。.コウベに…

今は昔#14 「やはり格好かナ?・・・」 中津さんそん

(はじめに) 神戸は私には全てが格好良すぎます。。コンナところでガキ時代をやったら さぞや写真写りの良い少年になるだろうと思います。第一にタカラズカの存在です。 あの存在が神経に障ります。新宿で他称不良少年をやっていた日から何とも不可思議な難…

今は昔#13 「青年はミナト神戸を逍遥します」 中津さんそん

(はじめに) 沖仲仕の賃金は世間的にはかなり高いものです。ですから節約に専念して名所旧跡の観光も出来ないことはありません。ですがbackpacherの真似をするようなイケメン若者に出会うことはまずありません。多く消費の先は 酒とバクチと夜の接待です。…

今は昔#12 「京子ちゃんの綱渡り」 中津さんそん

(はじめに) 京子ちゃんとは南京虫のことです。南京虫は平成令和では絶滅危惧種になっているのか とんと馴染みが少なくなっております。蚤・虱と比較するなら彼の吸血鬼ぶりはエゲツナイ限りです。貪欲な奴です。可愛げが無い。ですけど 女性名詞らしいので…

今は昔#11 「青年はミナト神戸に着きました」 中津さんそん

(はじめに) 死に目に会っても 情けなくなるほど青年はノーテンキです。本当に真剣に<生きる>ことを考えてんだろうか? どうもそんな真面目青年ではないようです。根っからの不良少年なのでしょう、第一育ちが良くない。 釜ヶ崎の自由解放の空気に触れて …