Jikowsつれづれ#76  「日記の始まり」  中津さんそん

「自分探しは死ぬまで続くのか?

「自分探しに旅に出たのは30歳の時であった。晩い青春であった。

「自分を総括するためにパソコンを買い ブログを始めたときは80歳になっていた。我ながら「ドン臭い奴だ」と嗤うしかない。

単純計算をしても50年余も旅をしていた計算になる。 「人生50年と言われていた時代もあるのに 随分と贅沢な時間の使い方だこと と呆れるばかりです。

まあ本人の能力が能力だから詮無い話か・・・ たった一度の人生なのに 「歳月人を待たず」と言うじゃないか これじゃー、手遅れだぜ…。

確かに50年の間には 「これが俺だ!これで行く。この道を一生続けられる」、なんてことも確かにあっど 純粋な少年の自分がいることに老いて今想うと驚きの感激です。

 <自立>は 独り善がりの自信で為るものでは無いでしょう。

確かに 若い時分 自信を持った瞬間の舞い上がりと言うか 自信と言うか 感激・喜びは生涯に何度でも繰り返したい瞬間です。 しかし 自信は決まって<自信喪失>と言う地獄にいとも簡単に転落してしまいました。 そうだよな 当たり前の話なんだよな・・・。 人間の世界は無数雑多の才能と実力のブラック・ホールなのだから 俺なんか 無理無理。 あんな そんな人間の中で生きていくんですヨ。 

そうです 人間関係です、生きて行くと云うことは・・・。

 人間関係は疲れるものです。 己の85年の生きざまで疲れ切ってしまったあけど 疲れの原因の半分は人間関係の【イロイロ】に因るものですから・・・。親子関係から始まって 向こう三軒両隣のご近所付き合いにいたるまで。

人間さまもイロイロおります。 性格なのか 東郷失調症? サイコパス、 なんか俺には皆同じようなものにしか見えんけどな・・・。俺には <人は皆 分裂症>の格言の方が好きです。

 最近時の世界史的事件にしろ日本史的事件にしろ 自分の物差しで判断できると気が楽なもんです。 ロシアの破茶滅茶は「リーダーが・・・・・だから」。 西大寺駅前事件は「プロの取り巻き警備陣が・・・・・。お粗末すぎるぜ」なんて 自分のことを棚に上げて 酒の肴にするのも一興です。

 

 世の中イロイロあるけど 私はやっぱり<性善説の世界>の方が性に適っている。 政治軍事の権力者よりも ヤッパリ一休さんだよね。 

 残り人生は 《おはなし少年》として過ごしたいものです。

 

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